京都市役所本庁舎と           フォーチュンガーデン京都        見学&納涼会

京都市は2014年3月に策定した「市庁舎整備基本計画」に基づき市庁舎全体の改修、増改築計画を進めています。
その中で市役所本庁舎は明治期特に関西で著名な作品を数多く残した武田五一の監修で1927年(昭和2年)に完成した歴史的建造物です。本庁舎は日建設計の設計で改修と増築が進められていましたが、2021年8月末に完成しました。
内外の装飾意匠は西洋のみならずイスラムやインド、中国の造形を巧みに取り入れた近代建築史上稀有な価値を有します。
またこれらに加えて様々な京都市伝統産業を取り入れた内部装飾も見もので、今回の見学会は市が発信する「温故知新リニューアル」を体感する企画です。

市庁舎と同じ武田五一設計で1927年に建てられた旧島津製作所本社ビルは本社機能移転後、コンバージョンされて2012年より結婚式や披露宴会場、レストランとして「フォーチュンガーデン 京都」と称する地上3階、延床面積3.654.20㎡の施設に生まれ変わっています。
建物は創建時セセッションの影響を受け、アール・デコ寄りの意匠でその後に失われた外部装飾や照明器具、スチールサッシ等が復元や継続利用され、また耐震改修も施されて2014年に京都市景観賞建築部門 奨励賞を、翌年には日本建築防災協会理事長賞、耐震改修優秀建築賞を受賞しています
今回はここでの納涼会で歴史やデザインを味わいつつ親睦を深める企画を併設しました

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